助産院とは

助産院は病院や診療所とは違い医師が常駐していません。医療法第2条によって助産院(所)は助産師が分娩の補助、妊産褥婦・新生児の保健指導やケアを行う施設と規定されています。
その中で、妊婦さんのイメージするお産や希望が叶うように、そして安全で安心なお産と楽しい育児が出来るようにお手伝いいたします。

助産院でできること

母乳外来

おっぱいが出ない、おっぱいが痛い、上手に飲んでくれないなど、母乳育児に関する悩みや不安を解消し、授乳が楽しく幸せな時間になるようにお手伝いします。

妊婦健診・分娩

妊婦健診は、可能な限りご希望の日時で実施しています。

助産院に入院して分娩することもできますし、ご自宅で分娩することもできます。

産後ケア

ママの産後の体の回復やおっぱいの様子を拝見しながら、ママと赤ちゃんのペースに合わせて授乳や沐浴、赤ちゃんのお世話のサポートをいたします。

母乳・育児相談

お子さんの発育・発達のご相談や身体計測を行います。成長に伴って日々変化するお子さんの食生活や生活習慣、母乳のリズムや寝かしつけの問題など、様々な悩みを抱えるママさんのお悩みを解決できるよう一緒に考えます。

助産院でできないこと

助産院では医療行為を目的としないので、以下のような方は助産院でお産をお引き受け出来ません。(妊娠中からのご相談、産後の授乳練習やおっぱいのケア、沐浴など赤ちゃんのお世話等々、お産以外の事はさせて頂きます。)健康で正常な経過の妊婦さんの助産をいたします。

医療行為(帝王切開、会陰切開、陣痛促進剤、吸引・鉗子分娩)

帝王切開、会陰切開、陣痛促進剤、吸引・鉗子分娩などの医療行為は出来ません。

多胎、逆子、赤ちゃんに異常や病気が見つかった場合

双子や三つ子、逆子の場合は病院でのお産が安全です。妊娠中の検査で胎児に何か異常が見つかった場合も、助産院ではお産出来ません。

早産・過期産

37週0日より前のお産を『早産』といい、赤ちゃんの発育が未熟な状態で産まれてきますので医療の介入が必要になります。逆に、42週を超えると過期産といい、胎盤の機能が低下し、これも赤ちゃんにリスクが生じます。医師と相談の上で適切な時期にお産になるように病院に転院していただくことがあります。

持病や合併症、既往歴のある方

子宮筋腫など婦人科疾患をお持ちの方、妊娠中に糖尿病や高血圧などを発症した方、帝王切開など手術の既往のある方は助産院でお産が出来ません。

※母乳外来や育児相談は、当院で出産していない方でもご利用いただけます。